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山岸 功; 山口 五十夫; 久保田 益充*
JAERI-Research 2000-038, 40 Pages, 2000/09
実高レベル廃液の群分離試験の際に発生した放射性廃液からの放射性核種除去技術を開発し、実際の廃液に適用した。高硝酸濃度廃液については、脱硝せずに直接中和処理することにより処理期間を短縮し、フェロシアン化物及びチタン酸によりCs及びSrを選択的に吸着できたので二次廃棄物発生量も低減した。これまで処理手段がなかった錯形成剤含有廃液についても、白金触媒共存下で錯形成剤(DTPA)を酸化分解することにより、錯形成核種を沈殿として除去できることを明らかにした。これらの技術で除去困難な核種はSb-125及びCo-60であったが、試作したTi基材の交換体を用いることにより、4000以上の除染係数でSbを除去することができた。
荒井 陽一; 渡部 創; 高畠 容子; 中村 雅弘; 野村 和則; 中島 靖雄
no journal, ,
フェロシアン化ニッケルカリウム(KNiFC)は、放射性廃液中のCs除染に効果的な吸着の1つである。一般的に、フェロシアン化物は化学的に安定であるが、危険かつ爆発性を示すHCNやHガスは放射線分解によって生成する可能性がある。本研究ではKNiFCの安全性を評価するため、線照射を行った。線照射はCo線源を用い、積算線量は0.13-6.0MGyとした。照射後、CNガスおよびCsガスの濃度を分析した。H発生のG値を求めた結果、水にKNiFCを加えることでHガスの生成が促進されることを確認した。また、CNやCsの分析により、KNiFCが3MGy照射まで安定であることが判明したが、6MGy照射後には液相中にCNおよびCsの存在を観察した。なお、気相においてHCNは検出されなかった。